間もなくダムの餌食に
夕張岳の一般的な登山ルートは夕張岳の西側に位置する間もなくダムで沈んでしまう夕張市鹿島から、夕張川上流のシューパロ湖に注ぐ白金川と共にペンケモユーパロ川の上流から尾根を登るルートがあります。このルートは現在の大夕張ダムに代わって直下流155メートル地点に建設中の2013年には完成すると言われる夕張シューパロダムによってが出来ることで大夕張ダムを始め滝ノ沢や白金川も上巻沢も沈んでしまいます。かんがいや発電用の大夕張ダムでは洪水調節機能は限定的であるために、1981年に起こった台風12号による堤防決壊などの被害により、治水ダム機能を合わせ持たせることになります。さらに人口の増加に伴う水需要増大や農業用水に工業用水などの確保等の要望も受けて、計画もダムの規模も膨れあがった夕張シューパロダムの建設が1991年から始まりました。その規模の大きさからこの登山ルートも先行きが不透明で、夕張岳ヒュッテはダムに沈む場所ではありませんが、大夕張やそこへ至る鹿島白金地区が沈むことが分かっていますから、すぐその先にある鹿島林道の一部が残ったとしてもそこへは道が無くなってしまうことになります。
